9つのヒントで脱!紋切型キャッチコピー

WEBやSNSの普及で、以前よりお客様に伝える言葉を考える機会が増えました。しかし増えたことによって、同じ文章や紋切型の聞いたような表現に出会うことも多くなってしまっています…。今回は広告の言葉を考える作業を、時間的にも表現的にも効率化するためのヒントについてまとめてみました。

紋切型は読み飛ばされやすい

お客様に向けた文章は、結果的に他のお店の文章と並ぶことは、広告作成時には忘れがちですよね。さらにもっと言うと、情報の受け取り方も、ホームページ・SNS・メールマガジンetc…とたくさんのパターンが考えられます。


紋切り型は、例えば「安い」「新発売」「当たる」「ぜひご来店ください」といった言葉です。広告やチラシの中で溢れていて、見ても響きません。実はこれらは情報の受け手に、読み飛ばされてしまう可能性が高い言葉たちです。

誰でも思いつく紋切り型の表現を避けることを心がけると、いろんな角度から具体性のある表現を見つけることができます。しかし紋切り型を避けろと言っても、思いつけないことが多いようです。そこで、今回コピー作成に役立つ9つの視点を紹介します。

まずは9つの視点でヒントを作ってみましょう

1.性能視点:商品・サービスの性能や機能、スペックを打ち出す

「余裕の100ギガバイト」(PC)
「大浴場・サウナルーム完備」(スポーツクラブ)

2.メリット視点:得られる具体的メリットや利用シーンを打ち出す

「一日中動画を見ても、通信制限になりません」(通信サービス)
「体を鍛えるだけじゃない。デートに、仕事後のリフレッシュに」(スポーツクラブ)

3.コスト視点:安価もしくは無料を打ち出す

「赤字覚悟!20%値下げしました」(あらゆる商品)
「今なら入会費5万円が無料」(スポーツクラブ)

4.クオリティ視点:高品質、高性能を打ち出す

「最前列で見る迫力のKOシーン」(格闘技チケット)
「今朝獲れたばかりのタラバガニを航空便で直送!」(食材通販)

5.限定視点:個数や時期が限定されていることを打ち出す

「限定20個。早い者勝ち!」(あらゆる商品)
「11月末までのお買い得。あと10日しかありません」(あらゆる商品)

6.タイミング視点:適切なタイミングであることを打ち出す

「冬だ!スキーだ」(スキー場)
「母の日のプレゼント、もう決めましたか?」(贈答品)

7.ラッキー視点:抽選などで商品が当たることを打ち出す

「今申し込むと、抽選で50名様に…」(あらゆる商品)

8.知名度視点:著名企業、有名人などを打ち出す

「●●銀行がお届けする…」(金融商品)
「人気アイドルグループに会える。書店サイン会開催」(イベント)

9.流行視点:流行している、皆が使っていることを打ち出す

「みんなが使ってるミュージックアプリ。え、知らなかった?」 (アプリ)
「全世界で1000万部突破『五つの習慣』好評発売中」(書籍)

9つのヒントを組み合わせて、文章を作ってみましょう

実は、これの視点は、メルマガのコピー作りヒント集の「実践的モバイルマーケティング入門」という記事を参考にしてまとめました。メルマガ以外のどのようなシーンでも使えます。9つ全部はあてはまらなくてもそのうち4つから5つはぴったり来る言葉が出てくるかと思います。

それでは別の例で実践してみます。例えばある飲食店で「このカニが安いから告知したい」ということになったとします。

「美味しいカニをご用意しました!ぜひ当店へお越しください」とだけ書いても、具体性がなく、なかなか来店には繋がりにくい言葉になってしまいます。

そこで上の9つのヒントの中から、しっくりくる表現を見つけてみます。

今回はどうやら1.性能、3.コスト、5.限定、6.タイミング、8.知名度の5つが利用できそうです。

カニを効果的に告知するキャッチコピー
  • 年末、なべの季節です(6.タイミング)
  • 銀座の一流料亭でも出されている(8.知名度)
  • 1kg以上ある最高級のズワイガニを(1.性能)
  • 1日20名限りでご提供(5.限定)
  • 市場直送のため、お客様に市場価格の半額で還元(3.コスト)

あとはこれらのキーワードを組み合わせて、告知メッセージや広告を作成してみてください。

紋切り型の表現を使いがちになっているなら、この9つの視点にあてはめて、悩まずにコピーをさっと練りだしてみてはいかがでしょう。

ぜひ、あしたの商売繫盛のヒントにご活用ください。